高級書道額・高級日本画額・デザイン額・掛軸製造の 株式会社 大昌

書道作品寸法について

次に弊社で最も生産量の多い「書道」用の寸法についてご説明いたします。

 


書道作品の多くは主に「画仙紙」と呼ばれる薄い和紙に書かれます。
その「画仙紙」も原紙の寸法から「和画仙」と、それよりいくらか大きい「中国画仙」に分けられます。
一般に「和画仙」とは、全国の和紙の産地で生産される国内画仙の総称であり、「中国画仙」は文字通り中国・台湾などで生産される画仙紙を指します。
現在、国内市場には「中国画仙」を中心に国内外の画仙紙が一般的に流通していますので、紙の銘柄により同じ規格サイズでも基準が統一されていません。
また、素材の性質上、業者・お客様が裁断される場合もありますので、規格寸法と異なる作品も多く見られます。
現在、弊社書道規格商品は「和画仙」の寸法を基準にして「中国画仙」にも対応できる範囲の寸法に設定しています。
額装の際には、作品のバランスに応じて、化粧断ち(裁断)の了解をお客様からいただく場合もあります。

 

それでは、具体的に画仙紙の規格寸法についてご説明いたします。(表示寸法=弊社、落し仕様の作品内面金寸法)

 

主に@全紙と呼ばれる規格の紙を次のように分割して、それぞれの規格寸法になります。

*画仙紙の基準になるのが@「全紙(ぜんし)という規格です。
*「全紙」を縦に半分裁断した規格をA「半切(はんせつ)と呼びます。
*「全紙」を横に半分裁断した規格をB「全紙1/2」と呼びます。
*「全紙」を横に3分割した規格をC「全紙1/3」と呼びます。
*「全紙」を縦に4分割した3/4の部分をD「聯落(れんおち)といいます。
   【裁断した1/4を「聯(れん)」といい、それを横に2分割したものがI「半切タテ1/4」です。】

 

 

 

現在、最も一般的に作品制作されている寸法はA「半切」です。
次の寸法は「半切」を基準にしたものをご説明いたします。

*「半切」を横に3分割した2/3の方をE「半切2/3」と呼びます。
*「半切」を横に半分に裁断した寸法をF「半切1/2」と呼びます。
*「半切」を横に3分割した1/3の方をG「半切1/3」といいます。
*「半切」を横に4分割した寸法をH「半切横1/4」といいます。
*「半切」を縦・横に4分割した寸法をI「半切縦1/4」と呼びます。

 

その他の寸法について

*J「全懐(ぜんかい)は主に仮名作品を書かれる際に利用される用紙です。
本来は和歌・連歌・詩などを正式に詠進する際の用紙とされます。通常の画仙紙と比べるとやや張りのある紙質です。
また、表面に金粉を散らしたり、いろいろな色・模様を組み合わせたり個性的なものが数多くあります。このような紙を「料紙」「加工紙」と呼びます。
*K「半懐(はんかい)は「全懐」を縦に1/2に裁断した寸法の紙です。用途は「全懐」と同じです。
J全懐とK半懐の市販用紙は生産元により弊社規格寸法より大きめの寸法になります。額装の際、作品のバランスに応じて、化粧断ち(裁断)の了解をお客様からいただく場合もあります。

*L「写経用紙」は経文(きょうもん)を書写するための用紙です。主に般若心経が書写されます。
この用紙も市販用紙の寸法が統一されていないため規格寸法が曖昧です。
弊社では最も一般的に利用されている寸法を表示いたしました。
*M「短冊」は主に和歌を書くための料紙です。
金粉を散らしたり、いろいろな色・模様を組み合わせたものがあります。基本はJ全懐を8等分した「並幅」と、少し広い「広幅」があります。
*N「半紙」は一般的に書道の練習用からその他にも最も幅広い用途で利用されている画仙紙です。
元は「杉原紙」を2等分したものを称していました。
*O「色紙」は書・絵画・和歌などを書く(描く)和紙の厚紙を称します。
現在、最も幅広い用途で利用される和紙加工品です。
*P「篆刻(テンコク)は、印材(石)に彫って印章を作ることです。
その文字の多くに「篆書」を用いることからそう呼ばれます。
この場合、彫った印を朱印泥(朱肉の一種)で和紙に転写した作品を飾るための額を指します。
*Q「寸松庵(すんしょうあん)は「色紙」の1/4ほどの大きさの作品です。
主に仮名作品に多く使われます。
*R「ハガキ」はご存じのとおり、通常使用されている「官製ハガキ」寸法に準じた規格です。
一部、絵はがきや和紙の手づくりハガキなど、官製はがきより少し大きいものもありますので、ご注意ください。

 

以上が現在、額装として規格設定されている主な作品寸法です。
その他にも、展覧会では大型の画仙紙に作品制作をされることもあります。

 

 

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